私が主人公であって、実は彼も主人公。
今回もまた彼女の恋愛は
上手くいかなさそうだ。
彼女は仕事と彼氏に関して、
どうも小さいことが気になってしまうらしい。
らしいというのは、彼女自身この癖を
直したいのだが、本能が許さないのだ。
人の欠点を受け入れるのはとても困難で、
大きなストレスを伴う。簡単に受けながせて
しまう人もいるのだろう。
彼女にとっては小さなことが気になり始めると
相手の多くのことを認められない。
あなたにもないだろうか、
白馬の王子様を待っているわけじゃないのに、
付きあっては欠点が大きく見えることが。
例えば先日あったのはこんな話だ。
彼女は初めて彼の家に泊まった。
彼の家は実家で親と同居している。
案内されて部屋を覗くと、そこには
ゴミ箱をひっくり返したかのような
物が散乱した部屋。彼女は吐き気がした。
それまで知らなかった一面を見た瞬間に
彼を軽蔑し、背筋に冷たいものが走った。
それまで優しくいろんなシーンで
励ましてくれた彼。彼を認められたら
と思う反面、一生片付けられない性分の人と
隣にいることを認められない彼女。
価値観の違いなのか?許容範囲が
狭いのか?はたまた完璧主義なのか。
私たちはどうしたら彼らの欠点を
諦められるのだろうか。